《MUMEI》

副顧問の左東先生がきて話をしてからアップを開始した。

あたしたちが使ってるコートは
輝たちがいるとこの真下。

気にするけど…
もちろん気にするけど、
気にしてちゃだめなんだ。





一時間ぐらいたったとこで
練習試合が始まった。


あたしは先輩とレフトだった。


レフトはエースポジション。


小学生の時からレフトで
やっていたため嬉しかった。


最初は南浜中と対戦。




声を出してひとつのボールに
くらいついていく。





そのときにはもう、
輝のことは気にしていなかった。



ただひとつのボールを
落とさないことに必死で


思いきりスパイクを打ち込む
ことに必死で


声を出してプレーするのに必死で















無我夢中でバレーをした





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