《MUMEI》
倒れるとは
鼻歌を歌いながら廊下を歩いた「あれ、機嫌いいね…」「実はね、その羽鳥君に挨拶してもらったの」「へー…だからか、あんた羽鳥好きだもんね…」「うん…」でも体がどこかだるい
「っ…」「大丈夫…」「うん…」体はふらふらするし、息苦しいし、目と耳に蓋された感覚だ。「うっ…」「大丈夫!!」突然、めのまえが真っ暗になった。「…うーん…」目が覚めたのは保健室「…………」がたと物音がするその正体を見抜こうとその気配に近づく「誰…」「…俺…」「はっ羽鳥君!!」「…………」こくりと頷いた「…心配してた…」「ありがとう…」でも、羽鳥君の顔はどこか切なさそうな顔だ。「大丈夫…」「ああ…」すくっと保健室を跡にする。

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