《MUMEI》
魔界
「大丈夫ですか?」


「・・・もしかして死んでる?イヤ!生きてる!多分。」






誰だ?





「あの〜」







うるせっ





目が覚めた。

誰?コイツ。




「あっ!目覚めました?・・・え!?嘘ッ貴方・・・人間?」


何言ってんだ?コイツ。



「どうして?何故人間が。」



んだよ!コイツ!!


「おいッ!独りでしゃべってんじゃねーよ。」


俺は変な服を着た女の子(?)に話しかけた。


「ひゃっ!ビックリした。急にしゃべりかけないで下さいよ。」


「悪い。」


女の子は俺をマジマジと観察している。


「おいッここどこだ?」


「あっ!えっと。何て言ったら良いのかな?」


はっきりしろよ。


「えっとぉ・・・。ここは魔界です。」








はッ?




何言ってんのコイツ。



「嘘ついてんじゃねーよ。」


「えっ!嘘じゃないですよ!!」


「意味わかんねー!」


女の子はかなり困っている。


「とにかくまず、城に行きましょう?」


何でそうなるんだよ。


まぁいいか。


「わかった。」


俺はコイツに着いて行く事にした。

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