《MUMEI》
すぺぇどの5@
カルロス「まず、あなた方の近くに机がございませんか?」

李緒「これやな
ん?なんや、この首輪みたいなんとゴーグル?いや、メガネか?」

カルロス「その首輪をそれぞれ、首に付けて下さい」

刈部「こうか?」
カチッ

天音「!?
   取れない…!?」

巽「くっ……!こんなもん…」

カルロス「その首輪を取らない方がいいですよ、爆弾ですから」

刈部「なっ…!!」

李緒「どうすんだよ!」

カルロス「では、次にそのメガネを掛けて下さい」

李緒「…なんや、メガネを掛けたら目の前にたくさんの文字があんで」

カルロス「その文字は意味はないのでお気になさらず」

巽「で、どうすればいい?」

カルロス「はい、あなた方は鬼ごっこのルールは知っていますよね?」

刈部「じゃんけんをして鬼になった人が鬼じゃない人を追いかけてタッチをしたら、その人が鬼になって鬼だった人は鬼じゃなくなってそのまま逃げる、それの繰り返しで時間になって最終的に鬼だった人が負けっていう事だろ?」

カルロス「刈部様、わざわざ説明ありがとうございます」

天音「私達もそういう風にやって、鬼だった人がげぇむおぅばぁっていう事?」

カルロス「いいえ、今回は鬼の人がげぇむくりあで鬼ではない人がげぇむおぅばぁでございます」

李緒「えっ!?それやったら1人しか生き残れないやん!」

カルロス「しかし、このルールはレオン様が決めた事です」

巽「外道が…!」

カルロス「制限時間は3時間です、途中経過はあのモニターに表示されますので、では神のご加護を…」

天音「……あなた達、どうする?」

刈部「とりあえず、考えよう…」

巽「現時点で、鬼なのは…」

李緒「刈部やな、あのモニターに書いてんで」

刈部「そうか……」

刈部《……このまま逃げてどこかで終了まで身を隠してやり過ごすか?
…いや、この3人を犠牲にして生きるなんて出来ない…!!
どうすれば…どうすればいい!?》


最悪のシナリオが始まるーーー

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫