《MUMEI》
もしかして、彼は病気なのかも知れない
立ちくらみを起こしてから二日目、フィールドワークが始まり、とある駅に集まるとはいえ全く知らない駅で、電車賃も高くて「えーと…マキノ…マキノ…」集合場所を必死で探す。すると後ろから人影がする長く伸びて細いからその姿は羽鳥君だと推測する「あれ?羽鳥君」「…………」いかにもバレたかみたいな顔をする「一緒に行く…」「ああ…」すると、羽鳥君は切符を買う「どこだ…」「マキノ…」
「そうか…」現地集合、現地解散なので行くのにも苦労する「買えた?」「ああ…ちょっと…」彼はカバンの中からピルケースを出し
薬を飲む「…飲めた?」ごくんと自販機の水
と共に流した「うん…」(酔い止めだといいけど…)
駅のホーム
どうやら彼の様子がおかしい「っくう…」「…………」何だか、息苦しそうだし、顔色も悪い「君、大丈夫か?」「…はい…」そんな中年配のおじさんが声を掛けてくれた「休憩室に座ろっか…」こくりと頷きすぐそこの休憩室に座った「収まった…」「ああ…」(酔い止めの副作用かな…)でも羽鳥君ぬ勤ラッシュにおそわれなくせ済んだ。しかし、「んっんん…あ…」顔がとても圧迫している「大丈夫…」BCを抱えてる。そんな不安をつのらせ電車「取りあえず座りなよ…」いつもの登校時間よりも遅い時間なので通勤ラッシュにおそわれなくせ済んだ。しかし、「んっんん…あ…」顔がとても圧迫している「大丈夫…」こくりと頷くが全身異常な汗だく、ほてりがあった「大丈夫かなあ…」さっきの薬の副作用かも知れないあまり薬は飲んだこともないし、縁もそんなにないけれど「薬、変える…」「え…」弱々しい声で聞き返した「いや、あの薬変えないのかなって、副作用もキツいし…」彼はむっとして首を横にふる「…いや…」あと、もう直ぐで目的地に着く所だった

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