《MUMEI》
妨害
「あいつ調子にのって」「ブサイクなのに」
今日が体育祭本番また、あの豚共が体育倉庫をどすどす蹴る「ったくさーまじありえないよね
宮地調子のりすぎきもい」あの糞共は、つばを吐いてがすがす蹴る「あーきもい、きもい」
そして、もう一人の不細工が、煙草を吸う「本当、まじで…リボンなんか付けてさ、気持ち悪い」あんな目立つところで煙草吸って誰か一人気づけよと思ったが、先公も、生徒の点呼とか
設備とか急がしいし気づかないか寧ろ昨日より慌ただしい。「みんな、揃ってる」「あの田中さんと山本さんが…」
「うそ…どこかしら…」
先生が慌てて、探す
「…どこだろうね…」「
さあなどうせぶりっこだから髪のセットに時間かけてんじゃね?」
「そうだよね…」
クスクスと周りから笑い声か聞こえた。

ー体育倉庫ー
「あー体育祭めんど」「走るのとか足痛くなるぅ…」「ねぇ、今日はどうする?あいつの妨害作戦…」「ねぇ、プログラム見て、あたしらに配られたやつ…」「うん」山本たちは一人の指示で競技の相方が書いてある体育競技プログラムを開けた「確か、二年って二人三脚でしょ…」一人が指示し「見て…あいつ、うちらのさっちゃんとだよぉ…」「うわっキモ」「最悪…」後ろには、体育教師の麻見が立っていた
「おい…お前ら、うちの娘の悪口をよくも…」
「はい?娘ってこの、宮地 琴子が…」「ああ…」すると、麻見は、眉間にかなりのしわをよせ「おめえらの方がきもいんだよ妖怪デブス」
「いっやぁ、最低」「失礼しちゃう!」そのぶりっこたちはと言うと、そのまま競技者席にも座らず、準備係のテントに行き。妨害が始まろうとした

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫