《MUMEI》
親友
   〜江上視点〜


朝がきて

私はムクリと起き上がる。

目は、腫れていて

二重が一重になっている。

私は、心の中で

[今日が、土曜日で良かった。]っと思う。

しばらく、ぼ〜っとしていると

携帯が鳴って

現実世界に呼び戻される。

私は、携帯を手に取り

メールを読んだ。

「瑠衣おっはよ〜♪

今日買い物付き合って欲しいんだけど・・・

何か用事ある???」麗奈からだった。

私は、昨日のことあんまり考えたくなかったから

麗奈の申し出を受けた。

朝食をとり

準備をし終わった所で

ちょうど家のチャイムが鳴った。

ドアを開けると

麗奈が笑顔で「おはよ♪」っと言って

私の顔を見るや否や

「どしたんっ・・・!?

大丈夫???」っと驚いて言った。

私は、その時出来る精一杯の笑顔を麗奈に向け

「何でもないよ。

大丈夫♪」っと言ったが

麗奈には、大丈夫じゃないことがバレバレだったようだ。

「下手な嘘つかんといて!!

何年あんたと友達やっとると思っとん!?

辛いことあったら

頼ってえな!

うちらは親友やろ!?」っと少し怒ったように言う麗奈の言葉に

私は、気がつかない内に涙を流していた。

麗奈の言葉が

嬉しかったのも

あったけど

麗奈の言葉が

西村くんに言われたことと被って

気がついたら、涙が頬を伝って流れていた。

そんな私を見て麗奈は

「お邪魔するで!」っと言って

私の腕をつかみ

私の部屋まで

私を引っ張って行った。

「存分に泣きや!

話聞いたるから!」っと言った。

私は、何から話たらいいのか分からず

黙り込んでしまった。

しかし、麗奈は

「ゆっくりでいいから。

ちゃんと待つよ。」っと私を落ち着かせてくれた。

私は、1言1言自分がしたこと、感じたことを

話始めた。

麗奈は、私が話終わるまで

静かに聞いてくれた。

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