《MUMEI》

 ガチャッ
母が帰ってきた。

「遼君って悠太のクラスの子よね?」

「そうだ。」

「ずっと学校来てなかったの?」

「そうだ。」

「悠太も殺人事件には気をつけなさいよ。」

「分かった、分かった。」

と母とこんな会話をした。



僕が犯人なのに。
僕が殺したのに。

僕が気をつける訳が無いじゃないか。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫