《MUMEI》
状況
「ん……」
遥香は目が覚め体を動かそうとする。しかし
(あれ？体が…)
「ん！ん！」
体はガムテープで何重に固定され猿轡をされていた。目隠しされていたどこかわからない。手も足も動かない。しかしガムテープなら少しは動く筈だが、
「ん！ん！」
ビクともしなかった。
「目覚めた？お姫様」
目隠しをはずされた。

倉庫の中だった。
大きな台の上に今遥香は拘束されていた。
「んんんー！」
そしてまさかの相手は、
昼間美容室でみた美少年だった。
「んー…何て言ってるかわからないから猿轡外すね。」

猿轡を外された。
「あんた！」
「はい 余計な事言わない。」
「訴えてやる……」
「今自分の状況わかる？」
首を固定されているから状況がわからない。
「わからない……」
「全裸だよ」
「！？」

前へ |次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫