《MUMEI》 禁断の出会い「よし!今回こそ載りますように!」 提出をして帰り道一人でお祈りをする。 「あ!神社近くにあるし行ってちゃんとお祈りしよう」 歩いて20分くらいで神社に着いた。 「はぁはぁ…疲れたー!」 膝に手をつきはぁはぁと言う。 神社でお参りしている人がいた。 カランカラン 鈴を鳴らしパンパンと手をあわせている。 私は隣に立った。ちょっと横をチラッと見る。 格好いい…今度漫画のキャラクターのイメージにしようかな…と考えていたら 隣の青年がこちらをみた。目があった。 「あ こ…こんにちわ……」 「こんにちわ」 青年は爽やかな笑顔を出す。 「お参りに来たんですか?」 「はい…私の漫画が雑誌に載りますようにって」 「おぉ どんなのかわからないけどデビューするといいね」 また笑顔で言われた。 「はい!」 「それじゃあ僕はこれで」 「さようなら」 青年はお辞儀をし立ち去る。沙織は青年が悪魔のよいな笑みを出していたとは気づく訳もなく…。 前へ |次へ |
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