《MUMEI》

壊神ゼットはその名前の通り、神の一族である。だがこのドラマの中での神とは、宇宙人の事を指している。
彼ら宇宙人は、現代の文明が始まる遥か以前に、外宇宙から宇宙船団を率いて飛来し、太陽系にたどり着いた。
そして太陽系全域に一大文明を築いた。
地球もその文明圏の中では一つの国のようなものに過ぎず、太平洋上にあった巨大な大陸は、ムー(※)と呼ばれて、彼ら宇宙人(神)と地球人が共存していたという。
地球人に文明を授けたのもまた彼ら宇宙人(神)であった。それほど壮大な文明も、どこでどう間違えたのか巨大な戦争が起こり崩壊。
超兵器の使用でムー大陸も海の底へ消えてしまう。それが一万二千年前。生き残りの人々(地球人と宇宙人、その混血)は、現代の日本の東北地方に、アラハバキ王国と呼ばれる国を築くが、これも時の権力である大和朝廷の圧力によって衰退してしまう。
その後の時の流れの中で
ほぼムーの血脈は絶えたかと思われていた。
だが現代の日本人青年の中で、眠っていた神(宇宙人)の血が蘇(よみがえ)り壊神ゼットとして悪の組織ガイアに立ち向かっていく。
ガイアは世界の政府を影で操るほどの巨大な組織で、その力の源は世界各地で発見された太陽系文明の遺産(オーパーツ)にあった。
それほどの組織なので、当然日本の国家権力さえもその掌中におさめている。
そのため壊神ゼットは時に警察さえも敵にまわす場合がある。

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