《MUMEI》

「全然。僕も今来たところだから。」

「そぉ?良かったぁ!」キモイな、吐き気する。

早速殺そうか…?
でもまだ早すぎるか、もう少し生かしてやろう。

「準備体操でもするか。」

「うんっ。」

「「1,2,3,4…」」

その後も落とし穴がないところなどを走った。
ついにこのときがやって来た。

「セシル、ここから僕の居るところまで走って、僕がタイム計るから。どれだけ足が速いか、知りたいんだ。」

「良いよーっ。タイムはかりヨロシク!」セシルはご機嫌だ。

「よ〜い…スタート!!」そう言いながら、僕は麗菜に目で合図を送った。


『セシルを殺す準備をしろ。』と――――。

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