《MUMEI》

『分かった♪』と麗菜からの目の合図の返信が帰ってきた。

 タタタタタ…
凄いスピードでセシルが走ってくる。

あと
30cm…20cm…10cm…5cm…1cm…!!!!

 ズボッ
セシルが落とし穴にはまった音だ。

「いったぁ〜い。ココから出して、悠太君!!」セシルの助けを求める声が聞こえてきた。

「セシル、すまんな、それは無理だ。」

「ぇ?何で?助けてよ。」

「嫌〜♪」麗菜も出てきた。

「は?何で、何で麗菜も居るの?意味分かんないんだけど。」

「秘密…にしても仕方ないか。私達が仕組んだ事だよっ★」

「は?」

「悠太、説明してっ♪」

「良いよ。セシル、今日でお前は終わりだ。」

「えぇ…!?、何で?」セシルは唖然。

「理由なんて決まってるだろ?僕達がセシルを殺すからだ!!」

「そうだよっ★」

セシルは固まっていて、何も言葉を言えなくなっていた。

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