《MUMEI》
屋上と木崎
〜学校にて〜
キーンコーンカーンコーン
「次の授業は… 小林の数三か… 」
ガタッ
 …誰だアレ?…
…めっちゃかわいくね?…
 …知らないのか?A組の佐々木遥だよ
…ヒソヒソ  …ヒソヒソ
「ん?」
教室のドアを見ると遥が手招きしている

〜屋上にて〜
「どうした?」
「名前もらった?」
「あぁ… 神力の変換効率が上がったとかだったよな」
「そうそれ!
朝、氷を作ったら、密度と精密さも上がってたよ!」
「マジか!
なら、俺の場合、温度が上がっているのかな?」
「その可能性は高いね」
「やっぱり、そうなのか…
って木崎何でお前がここに!?」
「アタシもアンタ等と同い年だよ
東城は、高三だよ」
「お前はいいとして、東城が高三はないだろ!」
「ないもあるも事実だからねぇ」
「あと、他の神力者はどうしても、アンタ等をつぶしたいらしい…
害なしと報告しても進軍令だよ…
上は何を考えているのやら
だから、アタシ達はアレから抜けてきたんだよ…
抜けるって言ったら、勝手にしろだとさ!」
「つまり、あなた達は私たちの仲間なの?」
「そういうことになるね
とにかく、仲間が居ようが居まいが自分の身は自分で守らないと死ぬよ」

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