《MUMEI》
 I Love you 
 桜が、舞い散る美しい春・・・・
「はぁー・・・」
 斉藤 春彦・高校二年のバスケットボール部。
(寒い・・・)
 春彦は、生徒玄関を通り教室に向かった。

 春彦は、静かな教室に入った。
(よし・・・まだ、誰も来ていない・・・)
 辺りを見渡した春彦は、自席に座った。
「は・る・ひ・こ」
 突然、後ろから抱きつかれた。
「イラッ・・・」
「おはよう〜」
 近藤 当真・高校一年の野球部。
「ああ」
 春彦は、当真を無理矢理はぐった。
「もー・・・春彦〜ぉ♪可愛いんだから〜」
 実は、俺達・・・
「五月蠅い!」
「怒った顔も可愛い〜ぃ♪でも、一番可愛いのは感じてる顔かな〜?」
 恋人です・・・
「なっ・・・」
 春彦は、顔を赤くした。
「特に、「当真・・・っもっと・・・!」とか言っていたのがキュンと来たーーー」
 当真が、「可愛い」と繰り返しながら春彦の前に立った。
「?」
 当真が、春彦の顎を上げた。
「俺さー・・・朝食、まだなんだけど・・・だからさ、春彦を食べていい?」
 舌舐めずりをして、春彦のおでこにキスをした。
「だーめ!!!」
「えー・・・Dキスだけ!」
「嫌」
「してくれなきゃ、ここで強引に抱くよ?」
「!?」
「ね?」
 当真が、いやらしい目で春彦を見た。春彦は、そんな目を見て顔を赤くした。
「ズルイ・・・」
 当真の唇が近づくと息が乱れてきた春彦。
「ずるくて、結構・・・」
 唇が、重なると直ぐに舌が侵入して来た。舌の先端が当たっただけで、春彦はとろけてしまいそうだった。
「ふ・・・ぁ・・・ん」

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