《MUMEI》 過ち「まぢ、帰りたい!」 帰りたいという言葉は、彼は耳を傾けなかった。 「お姫様だっこして良い?」 「だめ」 恐怖でいっぱいで頭がまわらん。 こういう時、私の体は使い物にならなくなる。 足を触ってくる彼に抵抗した。 「移動しよ」 「やだって!」 抵抗したって連れて行かれた。 何度も何度も抱きついてきた。 所詮、中学生の力。 部活もまともにやっていない私が大学生にかなうわけがない。 誰か、助けて。。。 前へ |次へ |
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