《MUMEI》
過ち
「まぢ、帰りたい!」


帰りたいという言葉は、彼は耳を傾けなかった。


「お姫様だっこして良い?」


「だめ」

恐怖でいっぱいで頭がまわらん。

こういう時、私の体は使い物にならなくなる。


足を触ってくる彼に抵抗した。



「移動しよ」

「やだって!」


抵抗したって連れて行かれた。

何度も何度も抱きついてきた。


所詮、中学生の力。

部活もまともにやっていない私が大学生にかなうわけがない。



誰か、助けて。。。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫