《MUMEI》
玄関
閉まる扉。


ガチャと音がした気がした。


「帰りたい」


抱きついてくる彼。


愛情なんて1ミリも抱いていないんだろう。


やりたいだけ。

ただ、それだけの本能をむき出しながら犯罪を犯す。


醜かった。


「見て、こんなに身長差がある。」


「やだ…」


玄関の鏡が私達を映し出していた。

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