《MUMEI》










俺はぐったりとベッドに横たわりながら直哉の日に焼けた背中を見つめる…。





俺のローションまみれのケツを簡単に拭いた後、俺に背を向けゴムを外している。


ティッシュを無造作に抜き取り、ゴソゴソと拭いて…、空の煙草の箱に詰め込んで…。




いつもの一連の動作が終わると俺の方を向き、いつもの様に、隣に寝そべってきた。




「今日も可愛いかった…、有難う」




「バカか、男に可愛いなんて…言うなよ」





最近あちこちで可愛いと言われまくっててあまり気持ちの良くない台詞。




可愛いだけならともかく、ついでに関係を求められる事も多々有る。





決して自分は女の子みたいな顔ではないし、躰だって細いけど筋肉なんか確りついていて、身長だって177センチもあるのに。




年下の男のモデルにまで可愛いと言われる始末で言い返すのも最近疲れた。




「全く…俺の何処が可愛いんだよ」




俺が呟くように漏らすと直哉は俺に腕を伸ばし、胸の中にぐっと引き寄せてきた。



ずっと水泳部で鍛えてきたたくましい躰。




身長は俺と5センチしか変わらないけど俺はいつもすっぽり納められてしまう。


「ゆう・・もう一回可愛いくしてやろうか?」





俺のケツを露骨に撫でながら、耳元に囁いてくる。

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