《MUMEI》
どうにでもなれ!
喫茶店を出てすぐ

私の近くにクルマが止まった

クルマの窓が開いた

「なに泣いてんだよ?」

カッコいいけど軽そうな感じの男の人が声をかけてきた

お尻が見えそうなスカートを履いた19歳の女の子が

泣きながら道を歩いてれば

声をかけてくる男の人がいて当然だった

「どっか連れてって…」

私、クルマのドアを開けて勝手に乗りこんだの

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