《MUMEI》
プロローグ
季節の変化。私は特別鈍感だからそんなの感じた事がない。

11月中旬、だから少し寒くなった。……その程度。
もし、カレンダーという物がなかったら、今日という日が昨日から繋がっていることも認識出来ないだろう。


今日も私はいつもどおり。
決まった道順。
いつもと同じように歩く。


−−そんな無気力な私でも、思わず立ち止まってしまったこの場所は………きっと特別なんだ。



゛あなたの幸せ売ります、買います ゛

−−それはそれはとても不思議な言葉だった。

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