《MUMEI》

「ねえ、起きてる?」

「うん…」

「眠れないんでしょ?」

「なんで分かるんだ?」

カワイイー!って思った

「私、キミの1・5倍も生きてるからね(笑)」

そう笑って涼くんに寄り添ってあげた

涼くん、ドキドキしてるみたいだった

「もしかしてさ、ナンパしたのも初めて?」

「うん…」

「え?マジで?」

「ホントについて来ると思わなかったからさ…」

さっきまで余裕カマシてたのに

涼くん、子供みたいに小さくなってた

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