《MUMEI》

私、涼くんの瞳を見つめた

「ホントに私なんかでいいの?」

「うん」

「ホントにホント?」

「うん、真理サンがいい」

私、胸がキュンと鳴った

「私、涼くんの彼女にふさわしくないけよ」

「そんなことないよ」

「涼くん…」

気持ちがあふれて

涙もあふれた

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