《MUMEI》

「真理サン寝てただろ?いっぱいメールしたのに」

私、眠っちゃって

涼くんからのメールを無視してた

「ごめんねー」

謝って、また抱きついた

ドアが閉まったら

玄関で夢中でキスした

たくさんの人が亡くなった悲しい夜なのに

私と涼くんは、互いを求める気持ちをおさえきれなかった

後ろめたい気持ちもあったけど

私、涼くんが欲しくてたまらなかったの

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