《MUMEI》

強がって生きてきたオジサン

少し寂しそうだった

「じゃ、元気でね…」

私、そう言い残して部屋を出ようとした

「真理ちゃん…」

別れぎわにキスされそうになったけど

「ダメ…」

私、拒んだ

今度は、ちゃんと拒めた

今さら遅いんだけどね…

私、中居さんを残してホテルを出たの

その夜はタクシーを拾って帰った



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