《MUMEI》
リハビリ
翌朝
私は、また友達のお見舞いに行った、今日が最後のお見舞い。明日からは、年末なのでお見舞いは出来ないらしい
「今日で最後だし、元気な顔を見ることにするか」
すると隣にがしゃーんと人が倒れる音がする
「っいた…」
「大丈夫…」
「うん」
首を縦にふりまた歩く
「頑張ってるね…」
声をかけると彼は不愉快そうな表情をした
「…………」
「はっ…」
そうだ、ここは入院患者の病棟だ。あの少年のように松葉杖をついている人もいれば、静のように必死で難病と闘い続ける人もいれば、そして闘病に燃え尽きる人もいる
「いいよ…君こそそこで何してるの…」
「ううんなにも」
「名前は…?」
「きっ木下 奈々…あなたは」
「如月 優羽…」
「きさらぎゆうくん…」
「うん気にいらないけどね…」
「なんでいい名前じゃない」
「何でもないの…」
つんと階段を歩いていった。
「やっほ」
「あらもう来たの…」
「リハビリまで後二時間なのに」
「うん…」
ガシャーン、パリーン
奥から凄い物音がする
「なっなに…」
「うおおおおおおおおおお」
暴れている患者をとりおさえるが
「おっ落ち着いて下さい」
医師の力ではかなわない
「ちょっと…」
「あの人、危ない人だから…」
「えっ」
患者は、ガラスや灰皿を投げつけてくる
「やめて!」
「ちょっ」
「ばきゃぐりゃルッキョオオンガnutyi4N」
凄い奇声を発し、消火器が投げられた。
消火器が凄い勢いで噴射し、周りは白色の粉で散らばった
「っぐう…」
「いゃあ…」
ガゴっとすごい勢いで後頭部に当たった。
「きゃああああああああ」

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