《MUMEI》

私、お母さんがキライだった

お母さんも、私に興味をしめさなかった

いつもお酒ばっか飲んで

時々私に暴力ふるって

フラっと家をでては

何日も帰ってこなくて

そんな時、私、お腹が空いて死にそうなのに

ずっと、お母さんの帰りを待ってた

ひざ小僧をかかえて一人で待ってた

それが私のお母さんの

いちばん古い記憶だった

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