《MUMEI》
新しい夢
「どうして?夢だったんでしょ?クルマ…」

「うん、欲しかったけど…
オレ、今は違う夢ができたんだ」

「違う夢って?」

そしたら涼くん

私の車イスの横にしゃがんで

私の顔をのぞきこんだの

「オレの子供…
できれば真理サンに産んでほしい」

涼くん、恥ずかしそうに

私にだけ聞こえるような小さな声で言ったの

「え……………?」

私、自分の耳を疑った

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