《MUMEI》

「さぁ、セシル。死んでもらおうか。」僕は言った。

「い…嫌よっ。悠太君、どうかしてるよ。」セシルは震えていた。

「どうかしているのは、お前の方だよ、セシル。」

「土入れよっ。悠太♪」麗菜はご機嫌。

「キャ…止めて。口の中に土が…」セシルは何かもごもご言っていたが、僕は無視した。

 ガサガサ…

スコップを必死に動かす。

「お願い、止めて。お願いだから…」セシルは無駄な願いを必死に僕に言っていた。

「無理だな。死ね、セシル。この世から消えるんだ!!」僕は笑っていた。

「バイバイ、セシルちゃ〜ん★、恨んでるからねっ!!」麗菜も笑っていた。

セシルは悲鳴を上げながら、土に埋まっていった。
もう土は完璧にセシルを隠していて、セシルは土の中で死んでいる事だろう。

僕は麗菜と顔を見合わせ、ニヤッと笑った。
どうやら、同じことを考えていた。

「「さようならっ!!」」

 グシャッ
僕と麗菜は思いっきりセシルが落ちた、落とし穴に埋めた土を踏んだ。

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