《MUMEI》
解決
「そうなの…」
「うん…」
「ゴムはしたの…」
「してない」
「はぁ」
今、恋人ができて幸せ絶頂のめぐちゃんを巻き込むわけにはいかなかった。
「…………」
「もし、出来てたらどうする…」
「わからない…」
「そうね、ねぇ念のため検査キットとか病院に行くことをおすすめするわ…」
「うん…あ、でも検査キットでは陰性だったの」
突然、私の目から涙が出た、もう検査キットなんて信じるつもりじゃなかったんだ。
「でも吐いた…検査キットでは陰性なのに」
「え…でも一概に吐いたって言っても体調が優れないとか他の病気の可能性もあるわね。それに検検査キットはああみえてもきちんと推測してくれるから」
あたしは、めぐちゃんの言葉にほっと安堵のいきを吐いた。
「うん…ありがとう…」
嘔吐にしても他の病気があるからね。
もしかしたら昨日だけだったのかも知れない
しかも脇腹の痛みは五十嵐との行為から始まったわけでもないし。
「大丈夫…」
また脇腹にずきんと痛みが走った

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