《MUMEI》
*第5章*     Part 2
神流は気を失ったまま・・・・。
時間だけが刻々と進んでいくー。


「ん・・・・。お・・・・・」

「・・・お・・・??」

「お・・・お兄ちゃん・・・・??」

「・・・・・・・。
 お・・・お兄ちゃん!!!!?????」


(いやいやいや!!神流は2人姉妹だろ!?
 しかも姉妹だぞ!!????
 どういうこと・・・??)


「か・・・・。神流??
 大丈夫か???」
「・・・・・・・・・。
  あ、春人!!!!
 どうしたの?こんな所で・・・・」
「え??いやいやどうしたもこうしたも無いって!!(汗)
 だって、神流今倒れてたじゃん!!?」
「あ・・れぇ・・??そうだっけ・・・・???」

(本当に大丈夫かよ・・・)

「って言うか、さっき“お兄ちゃん”って言ったよね!?」
「うん・・・・。そうだっけ・・・・??
 なんかお兄ちゃんに見えたから・・・・・??」
「え、でもお兄ちゃんいないでしょ??!」
「うん・・・・。たぶん・・・・。
 あっれぇ????」


「たっだいまぁ!!
 アイス買って来たよ!!!!!」
「あ、怜さんお帰り。」
「ん??どうしたの??2人してしかも玄関で・・・・(笑)
 あ!!分かった!!アタシの帰りを待っていたのねっっっ!!!!」
「いやいやいや、それは無いから・・・(苦笑)」
「ん??何か言った??」
「い・・・いえ・・・なんでもありましぇ〜〜〜ん!!」
「で、本当に何してんのよ、あんたたち。」

「あ、そうそう。何か神流がおかしくなっちゃって・・・。」
「どういうふうに??」
「なんか急に“お兄ちゃん”とか言い出して・・・・。」
「お、お兄ちゃん!!!???
「ちょっと、春君・・・集合!!!!」
「え!?あ、はい!!!!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫