《MUMEI》

「やらぁ、もう、んぁあ、あ、あ、いく、イッちゃ…あ…っ」

「いいよ、杏介の精液出して…」

「いぁ─…っあああ…ッ」


揺れ出した杏介の腰に合わせ律動を送る。そして最後に杏介自身を荒々しく扱くと、生温かい体液がベッドを濡らした。

俺はその達した時の内壁の動きにあてられ、そのまま中に出す。


「あ、はぁ…熱、い……」


虚ろな目でカーッペットに顔を伏せる彼。色付いた頬には汗が流れ、白い滑らかな身体は疲れで弛緩していた。

俺は自身を引き抜き溢れる体液を滴らせる杏介を、ただ無言で見つめる。

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