《MUMEI》
戦い
おい、今更あの女かよ俺を利用して捨てた女かよ。憎い。睨んでるその瞳が憎い睨まれてる
「なんだよ、今更…」
「…………」
どうせこいつの事だからガキ下ろす為の金をくれに決まってるでも、俺は生憎の様、そんな外道に金を投げ渡したりする程、余裕はない
「なんだ、金か…」
「んなわけねーだろ…」
次々とひゃあ、ひゃあ、叫んでた女は離れいつしかこいつと俺だけがとり残されていた。
もうお前が現れるのはよしてくれよ。こう見えても俺は傷ついてるんだよ。お前に利用されて
俺の周りはいつも、好きでもないのに平気で
股を開く女、初めて捧げる女、注目されたい女そんなのばかりが集まる。
「早く言えよ」
「っ…ねぇ、何であんたはあたしを振ったの…」
「好きでもねーからいらねーんだよ」
「そう…別にあたし、お金なんていらないし
子供下ろすわけじゃないし…」
そうこいつは全然、膨らみもしない腹を撫でてこう言った。
「別にシングルマザーでもいいこのこと生きていく事にするから…」
すると、そいつは鋭い目つきで俺を睨み教室に行った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫