《MUMEI》

「や・・・め・・・ろ」その時須佐男の唇を割るように微かな呻きのような呟きが洩れた。



番組も終わりに近ずき、
画面からはナレーションが流れている。
「イケーーッ,Z!
我らの青い地球を悪の組織ガイアから守るのだ!!」



「はぁ?今何か言ったか?糞ガキィ?」
須佐男の顔は蒼白となり玉のような汗が吹き出してきている。
「やめろ・・・と言ったんだ・・・この・・・DV野郎め・・・」

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