《MUMEI》 叫び声と硬化「はははっ」 シュルルルル〜ン! 安藤は細身の剣を抜く 「剣!?」 「キィァァァァァアアア!!!」 「何だ!?」 「オラァ!」 東城がその剣を鋼鉄の大剣で受け止める ギィィィィン!! しかし、その大剣をすんなり切り落とした 「…切った!?」 「ちっ あっちの一方通行かよっ!」 「あの空気の振動さえ、通過できたら… !!」 剣はの安藤の叫び声により、振動している (空気…振動… そうか! 奴は振動としか言わなかった!! それなら!!) 蒼夜は笑みを浮かべたまま走り出した 「おいっ 宇月っ何やってんだ!? そのまま行ったら死ぬぞぉぉぉお!!」 「いいから止めるなよ!!」 蒼夜の持つ刀のレプリカの柄には炎の刃はない 「何だぁ? とち狂ったかぁ?」 蒼夜は刃のない柄を前に突き出しながら走る 「でぇりゃぁぁぁあ!!」 「バカかあいつ?」 ドスッ! 「……っ!?」 完璧に安藤昌の心臓付近に炎の刃が刺さっている 「なん…だとっ…!?」 「残念だったな…俺の炎はどこからでも硬化させることができる つまり、ただの炎の途中から刃にする事が可能だ」 よく見ると空気の高速振動している部分だけ炎が振動している 「ちくしょぉぉお!!」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |