《MUMEI》

「結界は木の年輪みたいになってて力を使用できる層もあるの。拠点の特定防止対策よ」

「……納得」

今日一日を使い、どのように『ソウル』を身に付けるのか……不安と期待が入り混じる。

うまく修得することができればみんなの戦力になれる。だがそれ以上に自分自身、力を欲《ほっ》している。

昨日キャルから能力説明を受け、さらにその欲求は強まった。

オレも力を手に入れて強くなりたい。誰にも負けないほど圧倒的に!


「おはようございます。遅れてすみません」

「おはよう。昨日はよく眠れたかい? 今日はキツイ一日になると思うが、頑張ろう」

改めて見ると、やはりジュードさんは強そうだ。

風格というか、強い人が纏《まと》っているオーラのようなモノを感じる。

『ソウル』を修得してなくても、それがわかってしまうほどに。

「はい。今日はよろしくお願いします」

「まずは『ソウル』について説明させてもらうよ。この『ソウル』はいわゆる精神エネルギーを利用した特殊な力。ヴェイグ≠ナ生まれた人達は先天的にソレを使う術《すべ》が具《そな》わっている。
当然、修得するのは早い……多少時間がかかってもね。もちろんプレイン≠ノ生まれたキミにも精神エネルギーはあるんだ。ただ、ソレを認識し、理解しないといけない。これが簡単そうで難しいんだよ、キミ達プレイナー≠ノとってはね」

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