《MUMEI》
ユキのペースに飲まれたけどさ
.
さて、どう誤魔化すか…
「何コレ?」
俺の腕に包みこまれた…
嘘。正味、納まりきれてねぇ(だって俺よりデカいから…)ユキが先に口を開く。
「何って…」
「この状況、どういう意味?」
さぁ…?
正直、俺自身わかっていません…。
「これはだな…」
「俺の事、受け入れてくれんのかよ?」
「え?」
ちょっと冷や汗。
受けいれるって事はさ、
それ即ち…
「俺と付き合ってくれんの?」
…だよな、そうなるよな。
ユキが女の子だったら即オーケーなのに。
「あ〜…前向きに考えます。」
いい加減な返事。
ハッキリ断れば良かったのに。
そしたら、ユキに変な期待させずにすんだかもな…
多分、俺がお前の事好きになる日は一生来ない…
…ってこの時は思ってた。
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