《MUMEI》
入学式
私は記憶がない。名前もなんとかして覚えた。
米倉 奈々っていう人と仲良しだったらしいけど顔も知らない。もう一度会いたい。
「おはようございます…」
「おはよう掲示板見てね、クラス貼ってあるから」
「はい…」
先輩に、掲示板の場所を教えてもらった。勿論
クラスメートや学年は知らない人ばかりで
米倉って人を探したけどいなかった。
「落ちたのかな、それとも別の所かな…」
そして、しばらくして親戚の人が来た。
「あら静、ここじゃけんか…」
「うん…」
「クラスは見たんか?」
「うん、一年二組…」
足を進めた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫