《MUMEI》
君という人を知った
俺は、西條 真琴。
俺は今、西華学園高等部に通っている。
西華学園とは、知らない人はいないくらいの超名門校。
通っている生徒と言えばIT企業の社長令嬢や御曹司ばかり。
そんな学園に通っている俺の家は…。
今にも潰れるっていうくらいのボロ家である。

どうしてそんな家に住んでいる俺が、この名門校に通えているかというと、
金持ちの伯父さんが援助してくれているからだ。
俺の親父は、元はコンピュータ会社の社長だったが、いろいろな問題を抱え、
挙句の果てに会社が倒産してしまった。
そんな親父は、今はいない。
倒産してすぐに俺と弟、母親を置いて自殺してしまった。

その後、母親は病気になり去年、他界してしまった。
今の俺は弟と二人でボロ家に住みながら生計を立てるためにバイトをしている。
高校は出ていた方がいいという伯父さんに援助してもらいながら高校にも通っている。

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