《MUMEI》
次のターゲット
「おいおい嘘だろ…？」
写真を持つ司の手が、突然震えだす。
「何？どうしたの？」
他の四人も、何事かとその写真を司から取り上げて、再度見る。
「嘘…何で…？」
そして皆、司と同じ様にまた恐怖に苛まれた。
「もし…もしもだぜ？司の言う通り、何か関係があるんだとしたら…」
真弓が消え、四人だった筈の写真に、五人目が写っている。
「次のﾀｰｹﾞｯﾄは…俺…？」
ｼｬｯﾀｰを押し、写っている筈のない人物。
首から上が消えているために顔は分からないが、
体格、その日の服装から見て、それは明らかに井上だった。
前へ
|
次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫