《MUMEI》
余命宣告
検査室
レントゲン、MRI、X線様々な写真を撮られた。
もちろん病気の悪化も見込まれ。
「腫瘍が先月検査したときもさらに大きくなっているね。それに、胃破壊の方も悪化してきているね…」
「はい、最近食べたものはほとんど、吐いてしまい時には血液が混じってしまって…」
「残念だが、君の場合は末期の胃がんと胃破壊を併発しているようだ。もうこの先長くはないだろう…」
「そ、んな…」
「もってあと二ヶ月だ…」
「えっ…」
突然の余命宣告、もう発見されたときから手遅れなんて私、怖いよ。
絶望にとらわれた。もう終わりなんだでも人生の最期くらいは元気で過ごしたかった友達と何かしたかった。
「ああ…」
車椅子にのり、エレベーターを上がる
「はあ…」
突然の宣告に無償に溜め息が出る。
「おい…来たぞ…」
「五十嵐君、なんでもう遅いのに…それに今日は面会できないのに…」
「ああ、でもいいだろうよ好きで来てんだから」
「あっでも…」
「それにお前腫瘍あるらしいからな…難病も
もうすぐで…」
痛い所をつかれた。難病も悪化してきてるし、
末期の胃がんも見つかったし。
「うん…余命宣告されたから…」
「は…お前そこまで酷いのかよ…」
「うん、もう先は長くないって一年も生きれないって、あと二ヶ月だって…」
「嘘だろ…」
長く生きられない、一年も生きれない、持って二ヶ月が限界。視界が暗くなった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫