《MUMEI》
手術2
手術開始時間まで一時間、俺は椅子に座っていたすると
「あの、瑞希の、病室は…」
「ここですけど…」
「ありがとう…」
瑞希の母親らしき人が俺の隣に座った。
「あら礼儀いいのね…」
「いえ、そんなこと…」
そしてその女性は突然泣き出した。
「ごめんね、瑞希…こんな状態になるまで見捨てて」
当然、瑞希は起きない。
「あっそれにあなたお腹すいてるでしょうパン食べて…」
叔母さんにパンを貰った。
「ありがとうございます」
「いいえ…」
パンを口にいれる手術まであと三十分を切っていたころ瑞希は起きた。
「おはよう…」
「お、は、よう…」
「頑張れよ」
「う、ん…」
小さい声で途切れ、途切れ話す。
そしてかちかち動く時計を見つめると。
医師が入ってきた
「行くよ…」
「は、い…」
ヘルパー二人が瑞希を台座に乗せる。
「慎重にな…」
「はい…」
そして、瑞希は、台座にのせられた。
「頑張れよ」
ねえ、五十嵐君。私あなたのおかげで生きがいを見つけた気がするなぜなら五十嵐君を守りたいから。それと、私ね、五十嵐君に出会う前は何回も病気でたおれて、早く余命宣告されないのかなって思っていたの医者はみんななおるなおるって言うけれどちっとも信用していなかった。でも今回は違う。手術を拒否したことがあるけどあのよる必死であと二ヵ月で死ぬと思って泣いてた。そして初めて気づいたんだ
死にたくないってまだ生きていたいって。
「よし、発信…」
もう何も怖くないよ。愛してる
「死滅しました…患者さんを出してください…」
機会音が鳴り、私は台座で運ばれる。
「成功した…」
医者たちは大喜びで台座を運ぶ嬉しかった。
また生きる事が出来るんだ。意識がさめたら
五十嵐君に告白しようかな

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