《MUMEI》
虐待
家から帰ってくると
「うわ…」
部屋が凄い散乱していた。
「どうした…」
「うう…」
そこには、崩れたおれたゆきながいた。
「ゆきな!どうした!ったく誰だ!」
「あいつだよ…」
あいつってまさかあのやろうか
「立てるか…」
「うん…」
とてもぎこちないたちかただ。
「本当に立てるか…」
「平気だもん…」
すぐに倒れた。
「もう、無理だ骨折してる…」
「そっそんなこと骨折したって、また負担かけるでしょ…」
「いや、あいつにかけさせるだいたい全身整形が出来るくらいなら、ゆきなの治療費も払えるくらい余裕はあるだろう」
まあ、なんていったって水商売やって有名だしな。
「でもあいつにそんな余裕ないよ、…」
ゆきながぽそりと呟いた
「あいつ狂ってる。何か白い粉吸ってたし」
狂ってる、白い粉。
「もしかして薬物か…」
「うん、ヘロインか何かだって…」
違法薬物じゃねえか、んなもん取り引きする金がどこから湧いてくんだよ。
俺は呆れた、だいたい親が蒸発したのもあいつが根本的な原因だからだ。

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