《MUMEI》

翌日、お見舞い代わりにこいつを連れて行った
「本日はどのような…」
「あの妹が昨日骨折しまして…」
「骨折はあどの部分ですか…レントゲン当ててみますね…」
「怖いよお…」
「大丈夫…」
妹はすぐ、レントゲンを計りに行った。
「いえまあ…とりあえず写真数枚…」
ボードにレントゲンの写真が貼られる。
「なんだよ!これ…」
そこには骨が折れた写真が数枚あった。
「くっこんなに…」
「ええ…とても尋常ではないおれかたですわ…」
「つまり暴力ですね…」
医師はこくりと頷き。承知した
「それに数ヶ月前につけられた傷もひどいですわ、これは親御さんか誰かの暴力を受けてはりましたか…」
「両親は今年、蒸発しました姉からです…」
「あなたのお姉さんは薬物か何かに依存してませんか…」
「はい…昨夜、こんな粉を手に入れました」
医者にコカインを渡す
「おそらくコカインですな…」
「そうですか…」
「とりあえず、私も力になりますんで警察かどこかに出頭して下さい。資料を出すくらいしか出来ませんけど、保護してくれはるシェルターや施設なんかも紹介してくれはります…」
俺は医師の言葉に関心を受け、すぐさま警察へ足を向けた。

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