《MUMEI》
とんでもない結末
しばらくしたら、医者から斜め向かいにある
広瀬警察署に着く。
「あの、」
「こちら何のごようでしょうか…」
「犯罪科をよろしいでしょうか…」
「はい…」
受け付けの人はすぐさま男人数名を呼び、階段を登る。
「何かご相談でも…」
「はい実は、昨日姉が妹に暴力を振るいまして
それが姉妹喧嘩というレベルではないというか一方的な暴力で、妹も現在治療中で」
そしてレントゲン写真を数枚渡す。
「確かに尋常ではないおれかたをしていますな」
「それに姉さんはどんな容姿を…」
「目は青、顔の輪郭は三角、鼻は高くて…」
俺は口々に話していくと刑事さんは目を合わせながら。「いかないか…」
「はい…」
「見せたいものがある…」
つれていかれたのは遺体安直所番号がふられていて数体の遺体があるそうだ。
そして一人の刑事が長い箱をあけた。
「この女か…」
「はい…」
胸に派手なタトゥー、小顔全て姉に該当していた。
「それなら昨日いや今日未明に即死しています…恐らくそのコカインによるものだと…まだ検死されていないんですけど」
とても唖然とした、まあでも迷惑なやつがいなくて済んだけれど。
その後、妹の手術代は姉の遺産で払い、入院費も遺産で支払った。姉は死亡のまま傷害罪と違法薬物取り扱い容疑で書類送検された。

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