《MUMEI》
一緒に帰ろ
「ねえねえ、一緒に帰ろうよ」
「うん」
「いいの」
「うん」
相変わらずこの子は人懐っこいな可愛らしいし、わざわざこんな冷たい私なんかよりも、他の人と接せればいいのにな。
「どんなのが好きなの…」
「うーんとうさぎとか…」
「へえ…」
そんな話しかできないのになぜか暖かい気がしたこんな私の周りに人がいるなんて何年ぶりかな。
「じゃあね」
「うん…」
そのまま帰り道へと帰った

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