《MUMEI》
出来事
「ねえ…」
「どうしたの」
「この間優羽君が、私に会った事があるってどこで…」
「病院…」
「そう…」
「ちょうど、俺も入院してたんだ心臓の病気で」
「へー」
「なんかよくお見舞いにくるひともいたな…」
どんな人だろうか。
「で、あと消火器で頭ぶつけられた…」
「ああ、可哀想に…」
消火器で頭をぶつけられた。それはある新聞の見出しにあった。
痴呆症の老人が少女に消火器を投げつける事件
「で、そのおじいちゃんはどうしたの」
「なんか自殺したみたいだよ」
「そうなんだね…」
消火器を頭に投げつけられるなんて、あんな重たそうなものが頭に当たるなんて想像を絶するいや
その事件に巻き込まれた少女は生きているのだろうか。
「怖いね…」
なんて可哀想なんだろう、その犯人は自殺したということなら相当追い詰められていたに違いない、いや絶対にそうだ。

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