《MUMEI》
計画と皆
〜???にて〜

(なぜ仲間が消えていく…
こんな計画では無かった…)
彼は静かにモニターを睨む

〜廃墟にて〜

「蒼夜、何であなたはいつも頭が回るの?
あんな風に攻撃するなんて…」
「必死だからかな?
俺にもわかんね…」
「そう…
必死か…私にもできるかなぁ…」
「できるんじゃねぇか? …たぶん」
「この中でただ一人だけの固形じゃない攻撃ができる
あなただから、行ったんでしょ?」
「うーん…
ただ何も考えずに突っ込んだなぁ…」
「やっばり、蒼夜はすごいよ…」
「俺なんか全然すごくないさ
事実、戦ってて怖かった… めちゃくちゃ怖かった
攻撃は効かないしさ」
「でも、勝ったよ?
蒼夜が私たちを守ってくれたんだよ」
「俺だけで勝ったんじゃない…
東城や木崎、そして遥が俺に考える時間をくれた
だから、俺が守ったんじゃないよ
みんなで勝ったんだ」
「……そうね」
「おーい!アンタら!
そろそろ帰るよ!」
「おう!わかったすぐ行く!」

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