《MUMEI》

闇影様は何処からいらっしゃったのですか?

――日本です――

日本ですかぁ〜私本で本で読んだことありますよ?
海に浮かぶ神秘の国ですよね?
ところで日本のどちらからですか?

――それは言えません――

そうですか…
年齢などは?おいくつですか?

――それも…――

これも言えないのですか…

――すみません――

いえいえ!こんな事を聞いた私がわるいのです!
フフ…何か楽しいですね♪

――何故?――

はい…今まで蝶よ花よと可愛がられて育ってきましたので…
当たり前なんですよ?一国のお姫様なので…
でもこんな話をしなことを無いんです…
だからこんな話をしてみたかったんです!

――はい…あの?お1つ宜しいですか?――

いいですよ?何でしょう?

――姫の夢の話をしてもらっても?宜しいですか?――

私の夢ですか?…お気を悪くしないで下さいね…

――はい――

革命軍が攻めて来るのです…
そしてお父様が私達を城外へと逃がします…
そして…そして…お父様が殺されてしまうのです…
そして私を逃がす途中に闇影様が…

――私は毎回殺されてしまうのですか?――

いえ!…でもあれではダメなんですよ…もっと平和的に…ね?

――平和的にと言われましても私はその夢を見ておりませんので――

そうでしたね…すいません

――いえ…――

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