《MUMEI》 友達って?私はクラスに友達がいなくなっていた。 でも大丈夫、私には由紀と咲がいるから。 あーつまんない。 私は今、由紀と咲と一緒に下校している。 由紀と咲とはいえば新しくできた友達のことばかりはなしている。 私が友達一人もいないこと知ってるくせに。 「香織は友達何人できたの?」 なんでいちいち聞くのよ。 「・・・えっと友達っていうか喋るだけで・・・」 喋るていうのは嘘だけど・・・ 「えーーーー友達いないの?!」 由紀はびっくりした顔をしている。 咲もびっくりしている。 てか傷つくんだけど。 私は怒鳴りそうになる気持ちをおさえていった。 「友達できるようにがんばる」 私は一人になって考える。 友達って何? あの子たちから見て私は何? 友達? それとも他人? そんなことが頭の中をぐるぐる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |