《MUMEI》

「白虎、これが死出の旅立ちとなるなら言っておきたい。私はあなたを・・・・」
「言うな、朱雀!気持ちは俺も同じだ」
互いを見つめる白虎と
朱雀の眼にきらりと光るものがあった。
それは真珠のような玉に結実してお互いの頬を滑(すべ)り降りていく。
探るように互いの手が伸びて結びつくと、ゆっくり二つの唇が近ずき重なりあう。
白虎は朱雀の髪をかき上げると、ピンク色に染まる耳たぶにキスをし、首すじに唇を滑らせた。
「あ・・・・」
朱雀の眉が切な気に寄り、唇の間から白い歯をのぞかせる。
続けて白虎はあらわになっていく透き通るような肌にくちづけを注ぎながら、朱雀の スーツの前開きのジッパーを下ろしていく。たちまち今まで
スーツに押さえつけられていた豊かな双乳が、開放される時を待っていたかのように、大きく喘ぎながら汗にしっとり光る姿をあらわにしていく。
白虎が朱雀のスーツを肩から剥き下ろしていくと、やがて双乳が、尖った
薄紅色の乳頭と共に露出した。
「何て美しいんだ・・・・。この時をどんなに
夢見た事か・・・・」
「あまり見ないで。恥ずかしい・・・・」
「嫌だ。この眼に焼きつけておきたいから」
白虎が身を屈(かが)め 、乳房の頂点で微かにふるえている乳頭を甘噛み
すると、朱雀が
「あっ!」とのけ反り
白虎の頭を両手で抱きしめる。

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